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APS-C一眼レフのメリット・デメリット【vsフルサイズ】

一眼レフを選ぶ時、フルサイズを選ぶか、APS-C機を選ぶかは悩みどころですよね。

どちらも一長一短がありますが、今回はAPS-C機側から見たメリット・デメリットを解説します。

APS-C機のメリット

メリット

APS-C機のメリットは主に3つ。

  • コンパクトで軽い
  • 本体・レンズの価格が安い
  • 望遠側に強い

コンパクトで軽い

APS-C機は本体・レンズともに軽くてコンパクトです。APS-C機でもハイモデルになれば大きめ・重めの機種もありますが、入門用や初心者向けに軽くてコンパクトな機種が多く出ているのはAPS-C機です。

機種やレンズにもよりますが、フルサイズ機と比べると50%~70%ほどの重さになります。どんなにいい機種・レンズでも持ち歩くのが億劫になってしまえば何の意味もないですからね。

APS-Cの一眼レフは軽いので、女性や力に自信のない方にオススメです。

本体・レンズの価格が安い

フルサイズ機は画質が良い分、レンズも合わせて揃えるととても高額になります。下位クラスでも20万円~。基本的には30万円ほどの予算が必要です。

APS-C機は安い機種だと5万円前後。10万円あればだいたいのAPS-C機が購入できます。本体だけでなく、レンズも比較的安く揃えることができます。

APS-C機でも10万円以上するハイモデルの機種もあります。

望遠側に強い

APS-Cのセンサーはフルサイズに比べると写る範囲が狭いのですが、逆に言えば被写体を大きく写せるということになります。

フルサイズ用で焦点距離が24-70mmのレンズをAPS-C機で使うと、焦点距離はNikonが約1.5倍、Canonが1.6倍になります。

つまり、24-70mmのレンズが36-105mmの中望遠レンズに変わるということです。

APS-Cのデメリット

デメリット

メリットに続き、次はデメリットです。

  • 高感度ではフルサイズに劣る
  • フルサイズよりボケにくい
  • 広角側に弱い

高感度ではフルサイズ機に劣る

フルサイズ機よりセンサーサイズが小さい分、夜間などの高感度撮影は苦手です。つまりISO感度を上げるとノイズが出やすくなるということです。

暗い室内や夜間が撮影のメインになる方は、APS-C機よりセンサーサイズの大きいフルサイズ機の方がノイズが少なく高画質な写真を撮ることができます。

ただし、あくまで”フルサイズに比べて高感度に弱い”というだけで、APS-C機がISO感度を上げると駄目というわけではありません。

フルサイズ機よりボケにくい

ボケ具合を決めるには4つの要素があります。

  1. F値(小さいほど良い=明るいほど良い
  2. レンズの焦点距離(長いほど良い)
  3. 被写体との距離(遠いほど良い)
  4. 被写体と背景の距離(遠いほど良い)

実はフルサイズ”センサー”自体がボケやすいのではありません。

フルサイズセンサーは高感度に強い分、1のF値を明るくできます。さらに2のレンズの焦点距離もフルサイズの方が長くなります(フルサイズ:50mmの場合、APS-Cは約33mm)

1と2の条件を満たしやすいのがフルサイズ機であって、決してフルサイズ”センサー”がボケやすいわけではありません。

以上のことから写真のボケに関してはAPS-Cよりフルサイズ機が優れています。

ただし、APS-C機でも4つの要素を満たせば十分ボケのある写真を楽しむことができます。

また「フルサイズ機=ボケやすい」というのは逆に言えば「ピントがシビア」ということになります。

APS-C機はフルサイズ機よりピントがあった写真を撮りやすいです。

広角側に弱い

APS-C機のメリットの1つ「望遠側に強い」ことで、逆に広角側には弱くなっています。フルサイズより1.5~1.6倍の範囲が写るわけですからね。

フルサイズで焦点距離15mmならAPS-C機なら10mmでないといけないということです。

ただし、APS-C機でも広角レンズは用意されているので、画角の広い写真は十分楽しめます。

結局、APS-C機とフルサイズ機どちらがいい?

「APS-C機の方がいい」「フルサイズ機の方がいい」などはありません。

それぞれのメリット・デメリットを踏まえてご自身の撮影スタイルに合ったものを選べばOKです。

レンズはフルサイズで揃えておくといい

フルサイズのレンズはAPS-C機でも使用可能です。ただし、APS-C専用のレンズをフルサイズ機で使うことはできません。

「今はAPS-C機がいい」という方でも将来的にフルサイズ機に移行することがあるかもしれません。

その時、フルサイズのレンズを揃えておけばレンズはそのままでフルサイズ機に移行することができます(あくまでメーカー・マウントが同じ場合です)

APS-C専用のレンズで揃えていると、フルサイズ機に移行した時にAPS-C専用のレンズは処分しなくてはいけません。

「もしかしたらいつかフルサイズ機にするかも…」という人はフルサイズのレンズを揃えるようにするといいと思いますよ。

ただし、”広角側に弱い”&”フルサイズのレンズは高い”というデメリットもありますが…

APS-C機をサブカメラとして使う

メインカメラにフルサイズ機、サブカメラにAPS-C機という構成の方は多くおられます。

フルサイズ用の50mmレンズも、APS-C機で使えば75mm(Nikonの場合)のレンズとして使うことができます。

つまり、1つのレンズで2つの焦点距離を楽しめるということです。

まとめ

いかがでしたか?

APS-C機はフルサイズ機より劣っているようなことがたまに言われますが、それぞれにメリット・デメリットがあるので決してAPS-C機が劣っていることはありません。

ご自身の撮影スタイルにあわせてAPS-C機を検討してくださいね。

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AraCame
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所有:Nikon Z7、Nikon Df、GR3/撮るのは主に子供/旅行大好き