Switchの「あつまれどうぶつの森」をプレイし始めて約1ヶ月が経った。
妻は元々同シリーズのファンだったようで、予約して発売日に購入。日付が変わった直後に深夜1時まで営業している店舗に一緒に受け取りに行った。
日付が変わったタイミングでゲームを受け取りに行くなんて、なんだか中学生くらいに戻った気がしてちょっと楽しかった。
妻がプレイし始めたのは翌日だったので、深夜に行く必要はなかった気がするが…
妻が「あつまれどうぶつの森」をプレイしているのを見て、娘もやりたくなったようで(そりゃそうだよな)、たまにソフトを借りて遊んでいたようだ(※うちは家族3人それぞれSwitchを持っている)
ただ、やはりソフトの抜き差しが面倒&同時にプレイできないので、娘に休校期間中の宿題を4月中に終わらせるのを条件に2本目の「あつまれどうぶつの森」を購入してあげた。
妻と娘、2人がわいわい楽しそうに遊んでいるのを見て、やりたくなってしまい4月の上旬に僕も「あつまれどうぶつの森」を購入。
各地で売り切れが続出していたが、幸い近所のゲーム店はまだ在庫が残っていた。
一家で同じソフトが3本。異常である。
「ゲームソフトくらい貸し借りをすればいいじゃないか」という声が聞こえてきそうだが、最近はスマホのアプリの切り替えになれたせいか、ソフトを入れ替えるという行為は昔より面倒に感じるようになったのだ。
3回目の「どうぶつの森」プレイ
実は「どうぶつの森」をプレイするのが初めてではない。3DSで1回、スマホアプリで1回プレイしたことがある。
どちらもハマることがなく、すぐに飽きてしまい、今回の「あつまれどうぶつの森」も同じ運命を辿るのではないかと少々不安はあった。
しかし、購入してはや1ヶ月。毎日欠かさずプレイししている。もちろんゲーム自体にハマっているのもあるが、新型コロナウイルスによって自宅で過ごす時間が増えたことも後押しをしてくれた。
偉そうなタヌキの指示に従い続ける
「あつまれどうぶつの森」では自分が無人島の代表になり、新しい住人を呼んで交流したり、花を植えたりして魅力ある街を作っていくゲームだ。
序盤はこのタヌキの指示に従い、チュートリアルを兼任しながら島の開発を進めていく。
住民のための家を作ったり、川を渡るための橋を作ったりだ。渡されたアイテムを使って設置する場所を自由に決められるのだが、場所を決めた後は翌日ならないと家や橋は完成しない。ゲーム内の翌日ではなく、リアルタイムでの翌日だ。
Switch本体の日時設定を変更することですぐに完成させることもできるのだが、少し邪道だと思うしリアルタイムとのリンクを重視して楽しみたいと思っていたので、律儀に翌日を待ち進行。
(Switch本体の日時変更をディスってるわけではない。実はその後何度かやったし。)
自分の家を作ったり、住人の家を作ったり、橋を作ったりで1日1個ずつ作っていくので、落ち着く頃には一週間くらいたってた。
家のローンの支払いは妻からもらったベル(金)で
「あつまれどうぶつの森」ではもちろん自分の家を作れる。部屋の数はメインの1部屋以外に、左右と奥行きに3部屋。そして2階と地下の2部屋、合計6部屋だ。
最初に家を建てるとき、そして各部屋を増築するたびに多額のローンを組まされる。島で不用品を売ってやっと数千ベル・数万ベルなのに、何十万ベルものローンをろくな説明もないまま気軽に組まされる。
ローンは定期的に支払いがあるわけじゃなく、返済はいつでもいい。最悪返さなくてもいいのだが、そうるると次に進まない。
初めはコツコツ返済していたが、我慢できなくなってきた。先にプレイしていた妻は初期にあったバグ(今はアップデートで修正された)で1億近いベルを持っていた。
そこからは妻の島に行ったり、自分の島に来てもらったりで、毎度数十万ベルを頂く毎日。まさかゲームの中でヒモになるとは思わなかった。
せめて現実ではヒモにならないように頑張ろうと思う。
さらに島内の橋や階段を作ることもできる。崖を登ったり川を渡るためのアイテムがあるので、橋や階段がなくても移動はできるのだが、いかんせん面倒だ。
この橋や階段を作るのにも数万ベル〜数十万ベルのお金を要求される。橋や階段の建設には島内の住人も寄付をしてくれるのだが、2〜3日で数百ベルとなかなかやる気のない寄付だった。
「誠意は言葉より金額」
阪神タイガースの福留選手が中日ドラゴンズ時代の契約更改で言ったセリフが身に染みる。
ヒモになってもらったベルで建てた家だ。島名をトラ島(虎党ともじってみた)と名付けたので、家の外観も阪神タイガースっぽいカラーにしてみた。ダサいのは十分承知している。
日課をこなす日々
「あつまれどうぶつの森」をプレイし始めてはや1ヶ月。最初の1〜2週間に比べるとプレイ時間がかなり減った。1日30分くらいだろうか。
一通りのイベントはこなし、後は島の生活を自由に過ごすだけ。ゲームとして成立しているのか疑問だが、ここが「あつまれどうぶつの森」の魅力であり楽しみ方なのだ。
特にやることはないのが、最低1日1回は起動して日課をこなす。
- フルーツを収穫して売却
- 化石を掘って鑑定してもらう
- 花に水やり
フルーツは主に5種類あり、自分の島に必ず1つ特産品のフルーツがある(僕は桃だった)
特産品以外のフルーツが高値で売却できる。1個500ベルだったかな。フルーツを地面に植えると2〜3日ごとに3つのフルーツが生える木ができるので、初期はフルーツの木を量産した。
フルーツが生えたら収穫し、商店で売る。これだけで1回2〜3万ベルにはなる。もはやただのバイトだ。
商店では不用品を売ったり、アイテムを買うこともできる。店員は双子の小さいタヌキ。店内では常に自分を追いかけてくる。
アパレルショップかよ。普通に移動の邪魔になるんだよな…
フルーツだけじゃなく、ベルを地面に植えることもできる。
地面が光っているときがあり、そこを掘るとベルが手に入る。光ったままの地面にベルを売れると数日後にはベルが収穫できる木が生えるのだ。
フルーツは収穫した後も数日待てばまた生えるが、ベルの木は1回限り。手軽なベル稼ぎなので光る地面を見つけた必ずベルを埋めている。
こいつは博物館の館長であるフータ。島内で取れた化石を鑑定してもらったり、昆虫や魚を博物館に寄付することもできる。
どうやら昆虫が苦手という設定があるらしく、昆虫を持っていくとあからさまに嫌がる態度を取る。
昆虫好きの間ではフータの評価はとても悪いらしい。
花を複数植えて水をやっているとたまに新しい芽が出てくる。このシステムは個人的に大好きだ。
「あつまれどうぶつの森」に限らずクラフト系のゲームは好きなのだが、性格のせいかいつも規則正しい配置をしてしまってリアル感に欠けてしまう。
かと言って適当においてもリアル感はなぜか出ない。おそらく自分が置いたものは絶対にリアル感を感じないように僕の脳みそは出来ているのだ。
しかし、この新しい花が勝手に生まれるシステムは、僕の脳みそをリアル感で埋め尽くしてくれる。
ちょうど墓石っぽいアイテムを持っていたので、その周辺に白い花を植えてみた。最愛の人が眠っているという設定だ。
この一帯がすべて白い花で埋もれるまで、こまめに水やりをやろうと思う。
マイルがこの世界で一番力を持っている
「あつまれどうぶつの森」には通貨のようなものが2種類あり。ベルとマイルだ。ベルは工夫次第で比較的簡単に稼げるが、マイルはそうはいかない。
様々な条件をクリアして地道に集めていくしかない。
このマイルが手に入る条件は固定のものと、変動するものの2種類がある。
固定の条件は「花を合計〇〇回植える」や「フルーツを○○回収穫する」など通算でクリアするものが多い。
対して変動するものは「魚を5回釣る」や「木を10回栽培する」など単発で済むのだが、永久的にチャレンジできる。
マイルは地道にやれば無限に稼げるが、集める効率があまり良くないので希少性が高い。
同じ「あつまれどうぶつの森」のユーザー間で取引をするときは、ベルではなくマイルのほうが優先度が高くなる。いや、ベルでの取引はほとんどないと言っても過言ではない。
このベルとマイルを、現実の紙幣と金に例えた話が面白かった。紙幣(ベル)は環境次第でデフレもインフレもするが、金(マイル)は常に一定の価値がある。
「あつまれどうぶつの森」を制作した人は意図して作ったのだろうか…考えすぎか…
余談だが言語設定を英語にして「あつまれどうぶつの森」をプレイする手法があるらしい。英語が分かる人は対象外だが、あまり分からない人は「何だか知らないがローンを組まされている」という感覚を養うのに一役買っているらしい。
「あつまれどうぶつの森」はライトなゲームなので言葉も簡単なものが多い。その点では英語学習に良いのかもしれない。
実際に英語学習のために「あつまれどうぶつの森」を使っている人は稀だと思うが、こういう考え方は大好物だ。真面目なのに何だかくだらない。そこが良い。
まとめ
駄文失礼しました。皮肉っぽく書いたが基本的に毎日楽しくプレイしている。
「あつまれどうぶつの森」をやる前にやっていたゲームが「ワールドウォーZ」なのでギャップに苦しんでいるが、コロナによるステイホームでも充実した毎日を過ごさせてくれている。