機材レビュー

Nikon Dfは運動会やスポーツ撮影にはあまり向いていない話

Nikon Dfと運動会

Nikon Dfは運動会やスポーツ撮影などのいわゆる「動き物」の撮影にはあまり向いていません。まったく撮れないわけではないですが、スペック的に不利なところがあります。

Nikon Dfは僕が一番好きな一眼レフなので、正直ディスり記事は書きたくないのですが、あえてデメリットを語るのもファンの役目だと信じて書こうと思います。

Dfが運動会やスポート撮影に向かない理由5つ

フォーカスポイントが39点、範囲もあまり広くない

Nikon Dfのフォーカスエリア参考:https://www.nikon-image.com/products/slr/lineup/df/features05.html

Dfのフォーカスポイント(ピントが合う場所)は39点とあまり多くありません。しかも、約9分割の真ん中のみ。激しい動きがある運動会やスポーツ撮影ではAFをうまく合わせるのが困難です。

D850 153点
D750 51点
Df 39点
D500 153点
D7500 51点
D5600 39点
D3500  11点

他のNikon一眼レフと比べてもこのとおり。最もライトなモデルのD3500よりは多いですが、APS-C ミドルクラスのD5600と同じ39点。

動く被写体に強いD850やD500の153点と比べると、Dfの39点は弱いと言わざるをえません。

連続撮影が約5.5コマ/秒

1秒間に撮れるコマ数もDfは約5.5/秒とそれほど多くありません。

D850 約7コマ/秒
D750 約6.5コマ/秒
Df 約5.5コマ/秒
D500 約10コマ/秒
D7500 約8コマ/秒
D5600 約5コマ/秒
D3500  約5コマ/秒

ただ、D500の約10コマ/秒が飛び抜けている以外、Nikonの一眼レフは全体的に連続撮影は弱めな印象です。D7500の約8コマ/秒もスゴイですね。ミドルクラスとハイクラスの中間のモデルですが、本体価格は10万円を切るのでコスパのいい機種です。

シャッタースピードの最高が1/4000秒

D850 1/8000秒
D750 1/4000秒
Df 1/4000秒
D500 1/8000秒
D7500 1/8000秒
D5600 1/4000秒
D3500  1/4000秒

晴れた野外で光量が多いときに絞りを解放すると、シャッタースピードの最高が足りなくなる可能性があります。そんなときは絞りを絞るか、NDフィルターを使って光量を落としましょう。

絞りを解放すると被写界深度(ピントが合う奥行きの範囲)が浅くなるので、絞りを絞るのがベターですが、運動会やスポーツ撮影で背景をボカして撮れるととても印象的な写真になります。

絞りを解放するとシャッタースピードを早くしないと露出オーバーしてしまうので、1/4000秒だと足りない可能性が出てくるのです。

ただ、1/4000秒より上のシャッタースピードを出せるのは、D850・D500・D7500の3つなので、Dfの弱みというほどではないかも。それより、やっぱりD7500スゴイですね。

グリップが浅く、握りにくい

Dfはクラシックスタイルのデザインのせいかグリップの握りが浅く、動きの激しい被写体や重い望遠レンズとは相性はよくありません。なので、拡張グリップを使用しましょう。

純正グリップはちょっとお高いので、TARIONの互換品がオススメ。純正グリップの半額以下のお値段です。

僕も実際に持っていて、使用感などを記事にしているのでよければご覧ください。

TARIONのカメラグリップをNikon Dfに装着
Nikon Dfの純正グリップは高い!互換品が安くて高品質Nikon DfはフィルムMF一眼レフのデザインをボディに取り入れているので、グリップがけっこう浅いんです。 他の一眼レフ...

グリップの握りは劇的に改善されるのですが、意外に重量が重いので、Dfの軽量ボディとは相性がよくないのがデメリット。

動画が撮れない

Dfはそもそも写真特化型の機種で、コンセプトによって動画機能を排除しているので仕方ないことではあるのですが、動画を撮ることができません。

運動会やスポーツ撮影は写真だけでなく、動きを残せる動画が映えるときも多くあります。ふと動画を撮りたいときに撮れないのはDfのデメリットの1つです。

まとめ:Dfでも撮れないことはないが…

1人のDfファンとして書いていて辛い記事でした。運動会やスポーツ撮影はDfのコンセプトから外れるので、向いていないことは百も承知だったのですが…苦笑

もちろん、Dfだと運動会やスポーツ撮影がまったく撮れないわけではありません。あくまで他の機種に比べて不利な点が多いだけです。

Dfの味のある描写で運動会やスポーツ撮影を撮ると、また変わった楽しみがあるのではと思います。