写真・撮影の知識

F値(絞り値)・シャッタースピード・ISOを知ろう!

一眼レフを触り始めるた初心者が最初にぶつかるのがF値(絞り値)・シャッタースピード・ISO感度の3つではないでしょうか?

どれも聞き慣れない言葉ですし、仕組みが複雑でなかなか理解できません。

F値(絞り値)とは

F値(絞り値)とはレンズが通す光の量を数値化したものです。F1.8・F2・F4・F.8・F11のように「F+数字」で表されます。

数字が小さいほど絞りが開き、レンズが通す光の量は多くなります。数字が大きいと絞りが絞られ、レンズが通す光の量は少なくなります。

  • 「絞りを開ける」= F値→小さい、光の量→多い
  • 「絞りを絞る」= F値→大きい、光の量→少ない

ピントの合う範囲が変わる

F値(絞り値)を変えると、ピントが合う奥行きの範囲が変わります。この奥行きの範囲のことを”被写界深度”と言います。

絞りを開ける(F値を小さくする)とピントの合う範囲は狭くなります。前後をボカした写真を撮りたい時は被写界深度を浅くします。

ボケのある写真を取りたい時はF値を小さくしてください。

シャッタースピードとは

シャッタースピードとはシャッターが開いている時間のことです。1/500・1/250・1/60・1/30・1/15・1・2・4と秒で表されます。

「1/◯◯◯」の◯◯◯の数値が大きいほど、シャッタースピードは早くなります。

1/500であれば0.002秒ですね。想像がつかない早さです。1/30であれば約0.03病です。

シャッタースピードが早くなると写真を撮っている時間が短くなるため、動いている被写体はピタッと止まって写るようになります。

シャッタースピードが遅くなると写真を撮っている時間は長くなるため、動いている写真はブレてしまったり、手ブレを拾いやすくなります。

動いている被写体(子供・スポーツなど)を撮る時はシャッタースピードをいくらにするかで写真の出来が大きく変わります。

早ければいいというわけではないです。

ISO感度とは

ISO感度とはカメラが光を取り込む力を数値に表したものです。ISO100・ISO200・ISO800・ISO1600・ISO3200と表されます。

数値が高ければ高いほど光を取り込む力が増え、夜間や室内など光量が足りない場所でも明るい写真を撮ることができます。

ただし、ISO感度を上げると写真にノイズが入りやすくなり、ざらつきが目立つ写真になってしまいます。

このノイズをどこまで許容するかは撮影者本人に委ねられる部分です。一般的には

  • 昼間の野外 → ISO100~400
  • 室内 → ISO1600~3200
  • 夜間の野外 → ISO6400~12800

あたりが一般的でしょうか。

ISO感度は範囲を指定して、オートに設定している人が多いですね。僕はISO感度の上限を1600~3200くらいにしていることが多いです。

基本的にF値(絞り値)かシャッタースピードを最初に決める

一眼レフは基本的にF値(絞り値)・シャッタースピードを最初に決めます。そして決まったF値(絞り値)・シャッタースピードを踏まえ、なるべくノイズが出ないようにISO感度を設定できる範囲まで低くします。

F値(絞り値)・シャッタースピード・ISO感度に共通するのは”光量のコントロール”です。光量をコントロールするために一眼レフには4つのモードが備わっています。

この4つのモードは”露出モード”とも言います。

  • Pモード(プログラムオート)
  • Sモード(シャッター優先オート)
  • Aモード(絞り優先オート)
  • M(マニュアル露出)

Pモード(プログラムオート)

適切な光量を得るためにF値(絞り値)・シャッタースピードをカメラが自動で設定します。

シャッターチャンスを逃したくないスナップ撮影や、細かく設定している暇のない旅行時などに便利なモードです。

F値(絞り値) シャッタースピード
カメラが決める カメラが決める

僕はあまり使わないです。

Sモード(シャッター優先オート)

シャッタースピードを撮影者が決めた後、適切な光量を得るために絞り値(F値)をカメラが自動で設定するモードです。

走り回る子供やスポーツ撮影などに向いたモードです。

F値(絞り値) シャッタースピード
カメラが決める 撮影者が決める

シャッタースピードを早くすると、光が通る時間も短くなるため、絞りを開放して時間あたりの光量を多くしようとします。

子供を撮る時に重宝するモード。

Aモード(絞り優先オート)

F値(絞り値)を撮影者が決めた後、適切な光量を得るためにシャッタースピードをカメラが自動で設定するモードです。

F値(絞り値)を決める = 写真のボケ具合を決めるので、最も使用される機会が多いモードです。

F値(絞り値) シャッタースピード
撮影者が決める カメラが決める

絞りを開ける(F値を小さくする)と通る光の量が多くなるので、シャッタースピードは早くして光が通る時間を短くしようとします。

逆に絞りを絞る(F値を大きくする)と通る光の量が少なくなるので、シャッタースピードは遅くして光が時間を長くしようとします。

僕も基本的にこのモードに設定しています。

M(マニュアル露出)

F値(絞り値)・シャッタースピードを撮影者本人が決める完全手動モードです。

写真はF値(絞り値)とシャッタースピードのバランスが大切で、カメラ側で自動で設定してくれるのがPモード(プログラムオート)・Sモード(シャッター優先オート)・Aモード(絞り優先オート)の3つです。

すべて自分で設定するということは予期しない写真に仕上がることも多く、失敗も増えます。

もちろん撮影に慣れてくると、手動で設定した方が思い通りの写真を撮れることも多いので、慣れたらM(マニュアル露出)にもチャレンジしてみてください。

最初はSモードかAモードで撮影して、後に細かい部分を調整するためにMモードにすることもよくあります。

ISO感度はどう決める?

ISO感度は低ければ低いほどいいです。ISO感度が高いこと自体にメリットは何もありません。

F値(絞り値)とシャッタースピードが決まった後、適正な光量が得られない場合、ISO感度を上げて対応するという仕組みなっています。

例を出すと薄暗い室内でF値はF8(光を通す量が少ない)、シャッタースピードは1/250(光を通す時間が短い)だと得られる光量は低くなってしまいます。

この時にISO感度を上げて電気信号的に光を増幅させ、光量をカバーするのです。

まとめ

F値(絞り値)・シャッタースピード・ISO感度の関連性は非常に複雑で、すぐに理解しようと思ってもなかなか難しいものがあります。

まずはSモード(シャッター優先オート)やAモード(絞り優先オート)から始めて、設定によって他の数値がどう変わるのかチェックしながら撮影してみてください。

感覚的に理解できれば単純なことだと分かるはずです。ポイントは光の量。

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AraCame
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所有:Nikon Z7、Nikon Df、GR3/撮るのは主に子供/旅行大好き