さて、今回は運動会に使うカメラの選び方です。
子供が一生懸命頑張る姿、表情をしっかり撮りたいですよね。運動会は子供にとっても大人にとっても思い出になる貴重なイベントです。
押さえておきたい4つのポイント
運動会で写真を撮るためのカメラ選びで押さえておきたいポイントは下記の4つ。
- 手ブレ補正機能がある
- 連写回数が多い
- グリップが握りやすい
- 望遠ズーム(遠くまでズームして写せるレンズ)を使う
1.手ブレ補正機能がある
運動会はグラウンドの外から中にいるお子さんを撮る必要があります。被写体が近くにいるときより、遠くにいるときのほうが手ブレは起きやすくなります。
運動会の大事な一場面がブレブレのボケた写真になったら残念ですよね。なので手ブレ補正機能が内蔵されているカメラを選びましょう。
2.連写回数が多い
運動会はお子さんの激しい動きをピシャリと撮る必要があります。「ここ!」という場面でタイミングよくシャッターを切るのはとても難しいので、連写回数が多いカメラを選びましょう。
連写回数は「8コマ/秒」のように1秒間に何回撮れるかで表示されます。もちろんコマ数が多いほど連写回数が多いので、運動会におすすめのカメラです。
3.グリップが握りやすい
運動会は朝から夕方まで丸一日ありますし、比較的大きくて長くて重い望遠レンズを使うことが多いので、グリップが握りやすく持ちやすいカメラがおすすめです。
また、グリップが握りやすいと撮るときもカメラを構えやすいので、手ブレ防止の効果も期待できます。
4. 望遠ズーム(遠くまでズームして写せるレンズ)を使う
カメラではなくレンズの話になりますが、運動会は遠くにいるお子さんを撮る必要があるので望遠レンズも用意しましょう。
カメラとセットで付いてくる標準レンズだとズームの長さが足りず、お子さんの顔をしっかりと撮ることができません。
運動会におすすめのカメラ
4つのポイントを考えた結果、アラカメがおすすめするカメラはこちらです。
手ブレ補正 | あり(ボディ内5軸手ブレ補正) |
連写回数 | 最速8.6コマ/秒 |
グリップ | △ |
望遠ズーム | ダブルズームキットあり |
公式:https://www.olympus-imaging.jp/product/dslr/em10mk3/
OLYMPUSが販売しているミラーレスカメラです。OLYMPUSのカメラは手ブレ補正機能がとても高性能で、このOM-D E-M10 MARK IIIは初心者向けのモデルにも関わらず、上級者向けのモデルに匹敵する手ブレ補正機能を搭載しています。
ボディが小型軽量なので、お弁当などで荷物が多くなりがちな運動会に持っていくことも苦ではありません。
グリップは深くて握りやすいとは正直言えないのですが、OLYMPUSのレンズは軽いものが多いので、「握りにくい」「持ちにくい」と感じることはほとんどないでしょう。
標準レンズと望遠レンズのセット
今回おすすめしたのはダブルズームキットといって、標準レンズと望遠レンズの2本がセットになっています。
- M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ [シルバー]
- M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R [ブラック]
望遠レンズの焦点距離(ズームの距離)は40-150mm。OLYMPUSのカメラはマイクロフォーサーズというセンサーを採用しているので、実際の焦点距離は2倍にした80mm-300mmになります。
焦点距離が300mmあれば運動会では十分です。運動会でもお子さんメインの写真を撮ることができると思います。
このダブルズームキットには標準レンズもあるので、昼食のときは近い距離で写真を撮ることもできますよ。
運動会のために準備しておきたいアクセサリー
運動会で写真を撮るために用意しておきたいアクセサリーを紹介します。
SDカード(32GB~)
運動会に限らず、カメラを使うなら必須のSDカード。連写で多く撮るときのために多めの32GB以上のSDカードを選びましょう。
保護フィルター
レンズを傷や汚れから守る保護フィルター。運動会は風で砂が飛ぶことが多いので必須のアクセサリー。レンズは高価なものなので保険代だと思って購入しておきましょう。
レンズにはフィルター経といってそれぞれサイズが決められています。「58mm」のように表記されているので、必ずレンズとフィルターのサイズが同じものを使用しましょう。
ブロワー
カメラやレンズに付いた砂や埃を空気の力で落とすブロワーです。レンズに付着した砂や埃を直接取ろうとすると逆に傷つけてしまうことが多いので、必ずブロワーを使って落とすようにしましょう。
安いものを選べば3点で3,000~4,000円程度で済みます。高価なカメラを大切に使うためのアクセサリーなので、用意しておくことをおすすめします。
【Q&A】質問に答えます
三脚は必要?あったほうがいい?
三脚を使うと安定した写真が撮れるように思えますが、三脚の扱いは想像以上に難しく、動きの激しい運動会では逆に邪魔になってしまう可能性があります。
アラカメがおすすめするのは三脚よりも一脚です。
三脚よりも取り回しがやりやすく、急な動きにも対応しやすいのが一脚の特徴です。また、設置スペースの広さが必要ないので、周りに迷惑をかける可能性も低く済みます。
幼稚園や学校によっては三脚や一脚の使用が禁止になっている場合もあります。事前にご確認を。
運動会の撮影のポイントは?
まずは撮りたい写真をはっきりと決めることです。徒競走なら走っているお子さんの顔をしっかりと撮りたいのか、躍動感を感じれるように横から撮りたいのか。
すべてを完璧に撮るのは難しいので、一番撮りたい写真を決めてそこに集中することが大切です。
撮りたい写真が決まったら場所の確保が最優先です。運動会では他の父兄の方々もいるので、自由に動くことはほとんどできません。プログラムの時間や進行を随時確認し、ベストなポジションを先に確保しておきましょう。
強引に割り込んだり、スペースを奪ったりはダメですよ。
まとめ
運動会におすすめのカメラの選び方でした。この4つのポイントを押さえて選んでみてください。
- 手ブレ補正機能がある
- 連写回数が多い
- グリップが握りやすい
- 望遠ズーム(遠くまでズームして写せるレンズ)を使う
もし迷ったらこのカメラがおすすめです。