「タムキュー」最新モデル(Model F017)は5万円を切る超コスパのいいマクロレンズ!

タムキュー

今、ポートレートに使える中望遠の単焦点レンズが欲しいんです。

子供が物心ついてきたからか、カメラを向けると恥ずかしがってそっぽを向いちゃうんです。たしかにでっかいレンズの目玉で睨まれたら、たまったもんじゃないですよね。

どれがいいかな~と悩んでいたところ、あの魅力的な言葉が。

タムキュー

目次

タムキューとは

タムキューとはサードパーティー製のレンズ会社・TAMRONが発売している90mmの単焦点レンズです。

しかもマクロレンズなので、遠目から被写体にグッと寄った魅力的な写真を撮ることができます。さらにF2.8なのでボケ具合もグッド。

しかも価格も安めでコスパは最高!(らしい)

タムキューは3モデル発売中

そんなタムキュー、現在は3モデル発売されています。

SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 (Model272EN II)

3モデルの中では最も古い2008年発売。新品でも30,000前後で買える低価格が魅力。

マウントはNikon・Canon・SONY・PENTAXの4つ。

SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD (Model F004)

2013年発売のモデル。マウントはNikon・Canon・SONYの3つ。PENTAX…(  ;∀;)

新品だと60,000~65,000円、中古だと半額ほどで買えるのですがどうやら評判が良くなく、評価が下がっている様子。

モデルチェンジまでの期間が短かったことも要因の一つです。

SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD (Model F017)

そして最新2016年のモデル。金帯のデザインがなくなりました。どうやら前2モデルの評判は良くなかった様子。僕は金帯のデザイン好きですけどね。

マウントはCanon・Nikon・SONY。またしてもPENTAX…(  ;∀;)

以前は60,000円前後だったのですが、11月くらいに一気に値下がり。今は50,000円前後で購入可能。

このモデルから角度ブレに対応するジャイロセンサーに加えて、シフトブレに対応する加速度センサーも追加されました。中望遠・マクロと手ブレが難敵のシーンにおいて活躍してくれそうです。

動き回る子供を撮るので手ぶれ補正はありがたい。

タムキュー3モデル 比較表

発売日2008/9/272013/3/22016/2/25
価格.com最安値
※2018/12/11時点
※ニコンFマウントの場合
34,804円50,900円64,500円
マウントNikon
Canon
SONY
PENTAX
Nikon
Canon
SONY
Nikon
Canon
SONY
レンズ構成9群10枚11群14枚11群14枚
絞り羽根枚数9枚
焦点距離90mm
F値F2.8
最短撮影距離0.29m0.3m
手ぶれ補正なし
フィルター径55mm58mm62mm
マクロ
重量400g550g600g

タムキュー3モデルの代表的な特徴を一覧にしました。気になる部分をピックアップしたいと思います。

価格

1世代前のモデル(F004)より最新モデル(F017)の方が安い逆転現象が。1世代前のモデル(F004)の評価が低いのが理由の1つ。

コスパを考えるなら2世代前のモデル(272EN Ⅱ)が一番ですね。10年ほど前のレンズですが今でも十分良いレンズです。

最短撮影距離

2世代前のモデル(272EN Ⅱ)だけ1cm近くに寄れます。たかが1cmですがマクロ撮影の世界では大きな差かもしれません。

手ブレ補正

最新モデル(F017)と1世代前のモデル(F004)は手ブレ補正があります。マクロ撮影はもちろん中望遠レンズとしても手ブレ補正のありなしは大きな影響があります。

フィルター径

各モデル毎にフィルター径は異なります。新しいほどレンズ口径が大きくなっています。

重量

フィルター径と同じく、新しいほど重くなっています。2世代前のモデル(272EN Ⅱ)と最新モデル(F017)では実に1.5倍の差があります。

最新モデル(F017)の600gも決して重くはありませんが、取り回しを最重視するなら2世代前のモデル(272EN Ⅱ)も候補に挙がります。

さて、どのモデルにしようか?

一番古いモデルもいざ使ってみれば何の不満もないんでしょうけど、新しい物好きとしてはやっぱり最新モデルが最有力候補ですね。

新品でも50,000円とフルサイズの単焦点レンズとしては格安ですし(金銭感覚狂いまくり定期)

ちょっとマップカメラとにらめっこして来ます(笑)

続:最新モデル(F017)を購入

悩み抜いて3日間。最新モデル(F017)を購入。フルサイズのレンズにしては控えめなお値段です。

そして…到着!

タムキューの箱

色に頼らない真っ黒のレンズに、純白の白色の箱!神々しい! 開封前の高揚感はたまらないですよね。

さっそくDfに装着。

DFとタムキュー

レンズはそこまで大きくないんですが、全長の1/3を占めるレンズフードが威圧感抜群。ザ・ポートレートって感じです。

けどDfにはちょっと似合わないですね(笑)

タムキューの作例:風景もポートレートもいける!

タムキューの作例 街灯

F6.3 シャッタースピード1/250 ISO100 露出補正+0.3

公園の街灯。キリッとした描写。風景写真にもいい感じです。

タムキューの作例 走る子供
タムキューの作例 走る子供
タムキューの作例 走る子供

F6.3 シャッタースピード1/250 ISO(1枚目:220、2枚目:200、3枚目:200) 露出補正+0.3

走っていく我が子。AFも素早く動きの激しい子供にもしっかりついていけます。

初めて使った時、ピントが合うのが早すぎて合ったことに気づきませんでした。

タムキューの作例 マクロ撮影

左:F4.2 シャッタースピード1/250 ISO100 露出補正+0.3
右:F4.5 シャッタースピード1/250 ISO100 露出補正+0.3

マクロモードで2枚。レンズフードが被写体にぶつかるぐらいまで寄れます。蜘蛛の巣もしっかり写し撮っていますね。

防滴防塵も嬉しい

選んでいる時、購入した時は気にしていなかったのですが、最新モデル(F017)は防滴防塵とのこと。

これは嬉しい。天候が不安な時でも安心して撮影に臨めます。ちなみに1世代前のモデル(F004)は簡易防滴です。

タムキューをAPS-C機で使うと

タムキューは基本的にフルサイズ用のレンズですので、焦点距離が1.5倍になり、135mmのレンズになります(Nikonの場合)

ポートレート撮影が85mmと135mmが定番と言われており、フルサイズなら85mmに近い90mm、APS-Cなら135mmになるタムキューは万能レンズとしての側面も持ち合わせています。

マクロレンズだがポートレートでも力を発揮

タムキューはマクロレンズですが、中望遠レンズでもあるのでポートレートでも力を発揮してくれます。

90mmは被写体に近すぎず遠すぎずのほどよい距離でリラックスした撮影を楽しめます。子供も撮っていることに気づかないことが多いので、この焦点距離を選んで本当に良かったです。

まとめ:どのモデルがいい?

ここまで読んでいただいた方はタムキューの魅了を感じているはず。

「とにかく良い写真を!」という方は最新モデル(F017)、「まずは試してみたい。コスパ重視!」という方は2世代前のモデル(272EN Ⅱ)がおすすめです。

1世代前のモデル(F004)は価格が高いのに、性能面では最新モデル(F017)に劣っており…。残念ながら中途半端と言わざるをえません。

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