初めてのカメラ選びで失敗しないための13個のチェックポイント

カメラ選びで失敗しない為のチェックしたいポイント

「カメラは高い買い物なので後悔してほしくない」

この記事はそんな思いで制作しました。カメラは色々なメーカーから何種類も販売されていますし、難しい専門用語も多い…。

初めてカメラを買う人にはハードルがとても高いんです。

目次

6年でカメラ14台を買ったアラカメが制作

本格的にカメラを買い写真を始めて6年になります。この6年間で買ったカメラは14台。1年で2台以上も買った計算になります…。

何台もカメラを買った経験から、選ぶポイント・後悔しない選び方は熟知しています。初めてカメラを買う方に失敗しない選び方を紹介したいと思います。

この13個をチェックすれば後悔しない、カメラ選びのポイント

チェックポイントは大きく2つに分けて紹介します。「絶対にチェックしたいポイント」「できればチェックしたいポイント」の2つです。

絶対にチェックしたいポイント

まずはカメラを選ぶ上で必ずチェックしてほしいポイントです。

1.カメラの種類

カメラには大きく分けて3つの種類があります。一眼レフカメラ・ミラーレス一眼・コンパクトデジタルカメラです。

一眼レフカメラ
Canon X10本体サイズが大きめなのでグリップが握りやすく、操作系統も使いやすい機種が多い一眼レフカメラ。
レンズが捉えた被写体を鏡に反射され、それをファインダーで覗いて撮るという構造になっているので、見たままの絵をそのまま撮ることができます。本格的な撮影をやりたい人におすすめです。
また、一眼レフカメラはバッテリー持ちも良いので、枚数を気にせず撮ることができます。
ミラーレス一眼
OLYMPUS PEN E-PL9一眼レフカメラよりコンパクトで軽い機種が多いミラーレス一眼。持ち運びやすいので旅行などお出かけにぴったり。女性でも扱いやすい機種です。
一眼レフと違い鏡がなく、映像処理してファインダーやモニターに写すのでバッテリーの持ちが悪い傾向があります。
コンパクトデジタルカメラ
RICOH GR lllレンズが内蔵式で交換はできない代わりに、ポケットに入れられるくらい小型ボディのコンパクトデジタルカメラ。コンデジと略されることもあります。
高級なモデルになると一眼レフ・ミラーレスと同等の画質を持つ機種も。

2.センサーサイズ

カメラには「フルサイズ」「APS-C」「マイクロフォーサーズ」などのイメージセンサー(映像素子)のサイズに違いがあります。

カメラのイメージセンサーサイズ

基本的にはセンサーサイズが大きいほど画質が良く、夜間などの高感度耐性も高くなっています。

ただし、センサーサイズが大きいほど本体サイズも大きく、値段も高くなる傾向があります。

人気なのは値段と性能のバランスがとれているAPS-Cです。

3.本体の重量

天秤とリンゴ
~500g軽い
500~800g普通
800g重い

カメラは持ち運ぶことが多いものなので、本体の重量は選ぶ上でとても大切なポイントです。

持ち運ぶのに耐えきれない重さのカメラだと、少しずつ使わなくなり気づくとタンスの奥…ということも。

どれくらいの重さなら許容できるかは個人個人で異なりますが、~500gなら軽い、500g~800gなら普通、800g~以上になると重く感じるようになります。

4.本体のサイズ

メジャー

本体サイズが小さいと鞄などに収納しやすく持ち歩きやすくなります。逆に大きいとカメラを持ったときのホールド感が増すので、安定した体制で写真を撮ることができます。

本体サイズはセンサーサイズと比例している場合が多く、フルサイズ > APS-C >マイクロフォーサーズの順に本体サイズが大きくなる傾向があります。

最近はネット通販でカメラを買う方も多くなりましたが、店頭に行って実物のカメラを持ってみて本体サイズをチェックしてみてください。

大きさだけでなく、手に持ったときの感触を購入前に確かめてくださいね。

5.セットの種類

一眼レフカメラ・ミラーレス一眼には同じ機種でも大きく分けて3つの種類があります。

  • カメラ本体のみ
  • カメラ本体+標準レンズ(キットレンズセット)
  • カメラ本体+標準レンズ+望遠レンズ(ダブルズームキット)

初心者におすすめなのはカメラ本体と標準レンズがセットになった「キットレンズセット」か、カメラ本体に標準レンズ・望遠レンズがセットになった「ダブルズームキット」です。

6.価格

価格をチェックしない人はいないと思いますが、価格帯ごとのイメージを紹介します。

5万円以内選択肢は少ないがライトな機種なら購入可能
5万円~10万円型落ちなら上位機種も購入可能
10万円~かなり選択肢が増え、高性能な機種も購入可能

10万円以上の予算が用意できればベストですが、ベターなのは5万円~10万円の価格帯です。もちろん、5万円以下でも良い機種を買うことは可能です。

予算が厳しい人は前モデルなどの型落ち機種がおすすめ。価格が下がっているため買いやすいです。

7.レンズのマウント

「マウント」とはカメラとレンズを取り付ける連結部分のことです。レンズのマウントとカメラのマウントが同じ規格でないと取り付けることができません。
(正確には、異なるマウントでも取り付けられるマウントアダプターもありますが)

マウントはメーカー毎に異なりますし、同じメーカーでも複数のマウントを展開しているケースもあります。

  • Canon「EFマウント、EF-Mマウント」
  • Nikon「Fマウント、Zマウント」

カメラ本体とレンズのセットを購入する際は問題ありませんが、カメラ本体とレンズを別々に買う際はマウントが合っているか必ずチェックしてください。

8.背面液晶モニター

カメラの背面に付いている液晶モニターには種類が3つあります。

  • 非可動(動かない)
  • チルト式
  • バリンアグル式

チルト式はモニターの角度を上下に変えられます。自分の目線と違うハイアングル・ローアングルの体制でもモニターを見ながら撮影ができます。

バリアングル式は上下左右、角度を自由に変えられます。ハイアングル・ローアングルはもちろん、モニターを回転させて自撮りも可能です。

バリアングル液晶だと色々なスタイルで撮影が楽しめます。

できればチェックしたいポイント

次はできればチェックしてほしいポイントです。

9.画像数

「高画素=高画質」だと思われがちですが、画質に大きな影響を与えるのはイメージセンサーのサイズです。

プロのスポーツ撮影などでも使われるNikonのフラッグシップ機「D5」は2082万画素ですが、初心者向けのD3500は2416万画素です。初心者向けのD3500の方が画素数が多いのです。

最近のカメラで画素数が足りないような機種はないので、画質を重視していても画素数はそこまで気にする必要はありません。

あまり気にせず選んでOK。

10.レンズの豊富さ

たくさんのレンズ

交換レンズが豊富なメーカーを選べば選択肢が増えるので色々な撮影を楽しむことができます。

しかし、どのメーカーも基本的なレンズは揃えているので、それほどシビアに考える必要はりません。

あえて言うなら、一眼レフだとCanon・Nikon、ミラーレスだとSONY・OLYMPUS・FUJIFILMがレンズの種類が豊富です。

Canon・Nikon・SONYなどはサードパーティ製のレンズも多く販売されています。

11.シャッター音

カメラを構える男性

シャッター音はメーカーや機種ごとに微妙に異なります。シャッター音が気に入ったカメラを選べば、写真を撮ること自体が楽しくなります。

家電量販店などで実機を触ってシャッター音を聞いてみてください。最近はYouTubeにレビュー動画を上げている人も多いので、動画で確認してもよいかもしれません。

僕も初めてのカメラはシャッター音で選びました。

12.手ブレ補正

レンズを持った手

手ブレ補正が搭載された機種だと、暗所や望遠での撮影などシャッタースピードが稼げない場面でも手ブレを気にせず撮ることができます。

しかし、手ブレ補正が搭載されると本体サイズも大きくなり、価格も高くなる傾向があります。

僕のカメラも手ブレ補正は付いていません。特に問題はありません。

13.メーカー

メーカー特徴
Canon初心者~上級者向けまで幅広いラインナップ。選んで間違えることはほぼない。
Nikon歴史が長く、レンズの良さに定評あり。どちらかと言うと中級者~上級者向けのモデルが多い。
SONYミラーレス一眼にとても強い。カメラ本体の技術力は他社より頭一つ抜けている。
FUJIFILMフィルム写真の色表現力が素晴らしく、熱烈なファンが多い。写真を芸術として楽しみたい人におすすめ。
Panasonic手ブレ補正機能に定評があり、動画撮影にも強い。小型ボディで高画質な機種が多い。
OLYMPUS女性に人気のシリーズ「PEN」が特徴的。小型軽量で機動力を売りにしている。
PENTAX初心者向けの機種でも防滴防塵機能などを備えており、野外での撮影に強い。

まずメーカーで絞って、次に細かい機種を見てみるのがおすすめ。

まとめ

以上、初めてのカメラ選びでチェックしてもらいたい13個のポイントでした。

カメラは高い買い物なので、後で後悔しないようにポイントをしっかりチェックして選んでください。

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