機材レビュー

【レビュー】Nikon Df|レトロ感が魅力の一眼レフ、後継機(Df2?)を待ち望む…

Nikon Df。フィルム一眼レフのNikon FM/FEシリーズを彷彿とさせるデザインや、動画撮影の機能を削って写真撮影のみに絞った点など、オールドファンから愛されている名機です。

2013年に発売された当時はD4と同じセンサーを搭載し、スペック面でも一線級でしたが、発売から6年たった今は性能面で物足りない部分も出ています。

しかし、僕はDfを買い換える気はないですし、一生使い続けたいと思っていますオンリーワンの魅力溢れるカメラなんです。

Nikon Dfの魅力

Dfの良いところ

Nikonのフルサイズ一眼レフでは最軽量のボディ

動画機能などを省いたりすることで、Nikonのフルサイズ一眼の中で最小・最軽量のボディに収まりました。フットワークの軽い機種。

Dfを愛用している人は、メインのカメラというよりお散歩用の気軽なサブ機として使われている方が多いですね。

機種 重量
Df 710g
D750 750g
D850 915g

発売以降もDfより軽いフルサイズ一眼レフは発売されていません。6年以上Dfが最軽量の座を守り続けています。

しかし、2018秋にフルサイズミラーレスのZ6・Z7(両方とも585g)が発売され、Nikonのフルサイズ機で最軽量の座を譲ることになりました。

ただし、フルサイズミラーレスのZマウントでFマウントレンズを使う場合は、マウントアダプター FTZを使わなくてはいけません。

マウントアダプター FTZの重量は135gなので、Fマウントレンズを使う場合の最軽量は以前Dfのままです(ちょっと苦しい理屈ですかね?笑)

レトロ感溢れるデザインで所有感が高い

Nikon Df 正面から Nikon Dfの軍艦ダイアル

フィルムカメラを彷彿とさせるアナログ風の外見、露出補正やISO感度、シャッタースピードを設定できる軍艦ダイヤル。

昔にフィルムカメラを使っていた人はもちろん、デジイチユーザーでもフィルムカメラで撮っている感覚を味わえる素晴らしいカメラです。

Nikonは「写真を撮る人のことを考えている」と言われていますが、それを体現しています。

また、カメラの世界は新陳代謝が激しく、1年も経てば新しいモデルが発売されます。

しかし、Dfはオンリーワン感が強く、1度Dfに魅せられるとスペックや機能はどうでもよくなります。その意味でも財布に優しいカメラでもあります(笑)

新製品の発表に揺さぶられることがありません。

Nikonカメラ一覧

NikonのWEBサイトのカメラ一覧でも、フラッグシップ機であるD5の次にDfがあります。その次は夏に発売され、高い人気を獲得したD850です。

基本的にスペックやクラス順に載っていますが、もちろんDfがスペックやクラスでD5の次ということはありません。この掲載順を見るとNikonがDfを特別扱いしていることが分かります。

Dfの悪いところ、欠点

発売から6年がたち、スペック・性能は低い

冒頭でも少し触れましたが、Dfは発売からすでに6年がたちました。カメラの世界で6年はとても長く、今Nikonから発売されているフルサイズ機の中でもスペックや性能は下から数えた方が早いでしょう。

しかし、スペックや性能を求めるのはDfの基本コンセプトから外れるので、悪いところとして挙げるのはおかしいかもしれません。

グリップが浅く、ホールド性が低い

フィルム一眼のデザインを再現しているので、グリップの握りがとても浅く、ホールドしにくくなっています。重いレンズを装着したときに、右手一本で支えるのはなかなか握力を使います。

慣れてしまえば大丈夫ですが、それでも気になる人は追加グリップを装着しましょう。グリップの握りはかなり改善されます。

しかし、純正は約1万円ととても高く、グリップ一つにこの価格は辛いものがあります。

僕は純正でなく、TARION(TAMRONじゃない)という会社が出している互換品のグリップを使用しています。

価格は純正品グリップの半分以下です。グリップの握りは劇的に改善されますし(純正品を使ったことはないですが)互換品ということで何の不満もありません。

追加でグリップを付けたら、握りはかなり改善されました。このTARIONのDf用グリップのレビュー記事も書きました。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

TARIONのカメラグリップをNikon Dfに装着
Nikon Dfの純正グリップは高い!互換品が安くて高品質Nikon DfはフィルムMF一眼レフのデザインをボディに取り入れているので、グリップがけっこう浅いんです。 他の一眼レフ...

Dfの作例

Dfで撮った写真をJPEG撮って出しで何枚かご覧ください。

Nikon Dfで撮った草津温泉の湯畑

F11|1/100秒|ISO100|+0.3EV

使用レンズは「AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR」

草津温泉の昼間の湯畑です。大きな特徴のある写真ではありませんが、秋の澄んだ青空が自然と表現されています。

Nikon Dfで撮った夜の草津温泉、楽器を演奏する人

F2.2|1/160秒|ISO12800|+0.3EV

使用レンズは「AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G Special Edition」

同じく草津温泉の湯畑です。明るさの足りない夜間でも、フルサイズの高感度耐性のおかげで鮮やかに描写されます。

Dfは暖色系の色合いがとても美しく温かみがあります。個人的に気に入っているポイントです。

Nikon Dfで撮った夜の浅草寺

F5|1/25秒|ISO1600|0EV

使用レンズは「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED」

夜の浅草寺です。Dfにもレンズにも手ブレ補正はありませんでしたが、ISO1600、SS 1/25秒でもしっかり描写できました。

Nikon Dfで撮った浅草にあるフクロウカフェのフクロウ

F3.2|1/60秒|ISO1600|0.7EV

浅草にあるフクロウカフェでの1枚。レンズは大三元の良いレンズということもありますが、フクロウの毛1本1本までしっかり描写できました。

後継機・新型・Df2が発売される可能性は?

僕のように根強いファンが多いNikon Df。後継機や新型を望む声も多数あります。

カメラ本体の発売サイクルはだいたい2~3年が一般的です。発売から6年たったDfは通常のサイクルから徐々に外れ始めているのも事実…。

2017年のNikon創立100周年が最大のチャンスだった

2017年はNikonの創立100周年の年でした。フィルムカメラのデザインを強襲したDfは、100周年の記念モデルとして発売するには最高の機種ですよね。

しかし、発表されたのはD850…(D850はめちゃくちゃいいカメラですけどね)

100周年のタイミングでDfの後継機が発表されることを期待していたファンは夢を打ち砕かれる結果に。

開発責任者の後藤哲郎さんのインタビュー

D850の発売から1週間後の2017年9月15日。Nikon Rumorsに後藤哲郎さんのインタビュー記事が掲載されました。

引用:Nikon Rumors
New interview with Tetsuro Goto from Nikon: “full frame is the trend, if Nikon will go mirrorless it must be full frame”

このインタビューの中でもDfの後継機について触れられており、後藤哲郎さんはこう回答しています。

「会社として後継機の開発に投資するには、Dfの販売台数を増やす必要がある。Dfの評価は非常に高いが、販売台数はそうでもない。Dfの後継機を期待するならDfを購入して欲しい。」

Nikonも営利企業である以上、売れるカメラにしか開発費用を充てることはできません。D850で巻き返しつつあるとはいえ、昨今のNikonの企業としての苦戦ぶりを見れば…。

自然な流れを言えばこうですよね。

  1. Dfがめっちゃ売れる
  2. 後継機を出せばもっと売上上がるかも?
  3. よし、後継機を開発しよう!

改めていうほどでもない当たり前の理屈です。

しかし、DfファンはすでにもうDfを持っています。後継機のためにもう1台なんて非現実的。なのでDfファンが後継機を夢見ることではなく、Dfを宣言して売ることなのです!笑

このブログが少しでもDfの売上に貢献していればいいのですが(笑)

PENTAX K-1のようなアップグレードをしてほしい

PENTAXが「K-1 Mark II」の発表と同時に、K-1をMark II並の性能にアップグレードできるサービスを発表しました。アップグレード料金として54,000円が必要ですが、Dfでも同じサービスをやってほしいです。

画像処理エンジンをD5と同じEXPEED 5に、画素数を2000万画素くらいまでに上げて、AF測距点を153くらいにしてくれるなら5万、いや10万払ってもお願いしたい!

まとめ:今さらDfを買うのってどうなの?

発売から6年たってDfの価格は20万円を切ってきましたし、中古なら10万円台前半でも手に入ります。

レトロ感が魅力なので「今さら買うのは遅い…」なんてことは決してありません。