PC外部ディスプレイの解像度はあまり目立たないけどWQHDがおすすめな話

4Kモニターで使用した範囲

パソコンの外部ディスプレイを選ぶ際、解像度で最も多くなるのはフルHD(1920×1080)だろう。値段も手頃だし選択肢も多い。フルHDを選んでおけばまず間違えることはない。

次に人気なのは4Kだろうか。高解像度ゆえに写真や動画にこだわりを持つ人向けの解像度だ。

最後にWQHDという解像度を聞いたことはあるだろうか?知名度でいえば上記の2つに遠く及ばない。解像度は2560×1440だ。

今日はこのイマイチ知名度もなく人気もないWQHDの魅力を紹介しようと思う。

目次

4KからWQHDに乗り換えた

僕は自宅の外部ディスプレイに27インチのWQHDを選んだ。そこにMacBook ProやDellのノートパソコンを繋げて外部ディスプレイとして使用している。

過去にはフルHDを3枚並べたり2枚並べたり、40インチ以上の4Kを使用したこともある。

フルHDの外部ディスプレイを2枚や3枚並べるのはたくさんの方が行っていると思う。しかし、40インチ以上の4Kをパソコンの外部ディスプレイとしては置く人はあまりいないのではないだろうか。

リビングに同じくらいのサイズのテレビと外部ディスプレイが共存していた。不思議なもので慣れるとそんなに違和感がないのだが…。

徐々に出る4Kの不満

4Kに変えた当初は大興奮だった。単純にフルHDが4枚分だ。作業領域はかなり広いし、ダブルディスプレイやトリプルディスプレイとは違い、1枚の大画面でブログ執筆や画像編集をこなすのは何だかクリエイティビティが上がった気がするのだ(もちろん気のせいだ)

しかし、4Kを使用して1年も経つと徐々に不満が出始める。

1つ目の不満はパソコンにかける画像処理の負荷だ。当時はSurface Proを使用していたが、CPU内臓のグラフィックボードでは4Kの描写に耐えられかった。

まったく使えないというわけではないがPhotoshopでの簡単な画像編集でも、Surface Pro本体にかなりの負担をかけていた。いつも背面は熱したフライパンのように熱くなっている。

いくら作業領域が広くても、作業自体の処理が重ければ元も子もない。

2つ目の不満、というか無駄になっているなと感じた点がある。40インチ以上の大きいディスプレイを選びはしたが4Kの解像度だと、ディスプレイからあまり離れてしまうと文字などが小さくて何も見えない。

普通のノートパソコンを使うときと同じくらいの距離感で40インチ以上の4Kディスプレイに張り付いて使用していた。

そうするとディスプレイの隅は目の視野角から外れてしまい、まったく使っていないと言うことにある日気がついた。1年かかった。

4Kモニターで使用した範囲

分かりやすように画像を作ってみた。青色の部分しか視野に入らないのでそこしか使わないのだ。黒色の部分は完全にデッドスペース。あってもなくても同じスペースだ。

良いとこ取りのWQHD

こうなっては4Kの意味がまったくない。パソコンの負荷はかけるわ、部屋にとてつもない圧迫感は出すわ。

ただ、パソコンはノートパソコンを使いたいので、フルHDを2枚並べたりするのは変だ。かといってフルHD1枚では少し心もとない。

そこで、「これだ!」と思ったのが解像度2560×1440のWQHDだ。

WQHDはフルHD(1920×1080)より一回りか二周り大きい解像度だ。4Kほど負荷はかけないが、フルHDより作業領域は広い。

フルHDのディスプレイを使用していたときは24インチを使っていたので、WQHDを使う上でインチ数も一回り大きい27インチを選んでみた。

僕が実際に選んだWQHDのディスプレイはこれだ。一応ゲーミングモニターだが高性能というわけでもない。

僕はパソコンを繋ぐだけなので何も支障もなく使えている。HDMIポートは3つあるので、1つをUSB Type-Cハブを介してパソコンと繋ぎ、1つはNintendo Switchのドッグを繋いでいる。

たまにHDMI入力を切り替えて娘がSwitchで遊んだりする。Switch本体の充電が切れかけたら「WQHDのディスプレイに繋げ。HDMIの入力端子を切り替えろ。」と命令され実行する。

WQHDのディスプレイを勧めたい人

僕はもうWQHDの解像度が大好きなのだが一般的な人気はかなり低い。スタンダートなフルHDはもちろん、4Kの響きには必ず負けてしまう。

良く言えば程よい、悪く言えば中途半端なのがWQHDなのだ。いや、中途半端ではない。良いところを総取りしたのがWQHDだと僕は思う。

フルHDのディスプレイを2枚・3枚並べているあなた、特に問題ない。そのまま使ってくれ。

フルHDのディスプレイが1枚のあなた、特におすすめだ。もうちょっと作業領域が欲しくないかい?^^

4Kのディスプレイを使っているあなた、高解像度に憧れて4Kにしたけど正直どうだい?実はちょっと不満があるのでは?気持ちはよく分かる。

部屋に過度な圧迫感を与えずインテリア的にはシンプルで済む、しかし作業領域はプラスαで確保できる。それがWQHDだ。

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